普段はテレビを観ない僕に

嫁が面白そうなドラマが始まるよと教えてくれました。

 

そう「わたし、定時で帰ります。」という

TBSのドラマです。

火曜の22時からやっています。

 

「わたし、定時で帰ります。」

 

働く人なら誰もが憧れる言葉かもしれません。

 

「残業のない会社で働きたい」

 

もはや転職サイトの謳い文句としても使われているほど

定時や残業なしという言葉が頻繁に使われるようになりました。

 

・残業のない社会が当たり前になってほしい

・日本人は働きすぎだ

 

そんな国民の言葉を代弁するかのようドラマの始まりです。

たぶんこのドラマを制作している方々は

定時退社なんてしていないと思いますが(笑)

 

ちなみに僕は読んでいませんが小説も出ているそうですね。

 

「わたし、定時で帰ります。」

 

改めてなんとも今っぽいドラマのタイトルで

興味を引かせることがうまいなと思いました。

 

完全に釣りのようなタイトルのドラマですが、

僕も定時で帰ることや残業を200時間やっていた頃の

記事を書いたことが過去にあったので興味本位で観てみました。

 

7ヶ月で退職!新卒で営業をやったら肉体労働よりも過酷だったブラック企業の話し

 

 

ドラマを観た感想と僕が思ったことについて書きました。

 

「わたし、定時で帰ります。」のキャストと舞台

主人公は吉高由里子演じる東山結衣、IT企業が舞台です。

 

メインで出てくるその他のキャストには

 

ユースケ・サンタマリア演じるダメ上司感満載の福永清次

東山結衣の元婚約者であり、デキル上司代表的な向井理演じる種田晃太郎

シシド・カフカ演じる定時で帰るなんてあり得ない的な三谷佳菜子

中丸雄一(KAT-TUN)演じる東山結衣の現恋人、諏訪巧

 

新人では

先輩社員三谷のPCのパスワードを変えて、即会社を辞めたついひじ杏奈演じる小泉咲

いつもやる気がなそうなのに自己主張は強い泉澤祐希演じる来栖泰斗

育休を取った旦那を持つ内田有紀演じる賎ヶ岳八重(しずがたたけやえ)

 

今のところはこの辺がメインキャストのようです。

 

東山結衣は退社後に「上海飯店」という中華料理屋でビールを飲むのが日課です。

上海飯店では「18時10分までにビールを注文すれば半額!」

なので定時に帰ることができれば

ビールが半額で飲めて幸せというわけです(笑)

 

定時で帰るというテーマを主軸としながら

 

・がんばり過ぎはよくない

・色々な価値観を尊重しよう

・みんなで協力して良い仕事をしよう

・プライベートを充実させよう

・仕事がすべてではない

 

こういったことも同時に描きたいのかなと僕は感じました。

 

今の若者の価値観と昔の価値観を語る大人の共感と対立を描きながら

仕事のことはもちろん

その裏側にある人間関係やプライベートの問題、恋愛模様までと

現代人であれば誰もが起こりうる内容であると思いました。

 

 

なぜ昔は定時で帰らなくてもみんな平気だったのか?

日本人は働きすぎと言われているように

たしかにこれまでの古い常識は今の時代の価値観に合わないのかもしれません。

 

ではなぜ昔はそんな価値観が受け入れられたのでしょうか?

 

みんなが同じようにやっていたから

 

ということがまずはあるかもしれません。

昔は今と違って、僕たち一般人は受け取る情報を選ぶことはできませんでした。

 

例えば、日曜日の夜19時はみんなでサザエさんを観ることが当たり前だったのに、

今はみんなが違うものを観ているということですね。

テレビもあるし、スマホも持っているし、PCもあるしといった具合に選択肢が増えました。

 

選択肢も多くなり考え方も多様になったので

家族であっても友達同士であっても

みんなが自分の好きなものを選択するようになったということです。

 

これだけでも昔と今ではかなり違うと思います。

昔はテレビやメディアが強かった時代です。

また、がんばれば報われる時代だったとも言えるかもしれません。

 

例えば、歯を食いしばってがんばり抜けば給料は上がっていき、

周りからも認めてもらうことができました。

今は自己実現が強く出ている時代ですが、

昔は今よりも他者承認が強かった時代なのかもしれません。

 

人には欲求の段階があります。

マズローの5段階欲求というものがあるのですが、

興味がある方は調べてもみると面白いと思います。

 

昔は今よりも物質的な物や自分の外に価値があった時代です。

たとえば学歴や大企業への就職、高級車や一軒家購入などですね。

そういった外側に価値があり、そこまでの道筋もシンプルだったわけですね。

 

みんなの言う道筋通りに歩けばある程度、

未来の約束がされていた時代とも言えるかもしれません。

 

人は具体的なイメージができることを達成することは可能なので、

人生設計がとてもやりやすかったはずです。

これからは答えのない時代です。

 

今では大人気の公務員ですが、僕の親世代は誰もなりたい人はいなかったそうです。

ちょっと資格をとれば給料を5万あげてくれたという話しも聞いたことがあります。

就職先も多く、別にすぐ辞めてもまた新しい就職先があったそうです。

 

自分の親、近所の人、親戚、周りのみんなが同じ価値観で同じような道を歩き、

同じような結果を出していれば今の時代のように迷うことは少なかったのかもしれません。

 

その流れが崩れ始めたのは高度経済成長期が終わった頃からですね。

僕が中学生か高校生ぐらいの時には、就職氷河期と言われる時代になっていました。

僕が物心付いた頃からこれまで不景気という言葉は当たり前です。

あれからもうずいぶんと月日が流れましたが日本の閉鎖感は続いています。

 

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」で描かれている

昔の常識はたぶん就職氷河期の時代のことだと思います。

実際にそういった発言もドラマの中でありました。

 

たしかにもっと昔のように未来に希望を持てた時代でもなかったわけですし、

今のようにやりたいことをやるという流れも今ほどはありませんでした。

一部のインターネットの可能性に気付いていた人達は既に行動していましたが、

それは多数派ではなかったことは間違いありません。

 

恥ずかしながら僕も他人事だと思っていました(笑)

「わたし、定時で帰ります。」というドラマは、

今と昔の常識が混ざり合った時代の過渡期にある現代社会を象徴する内容なのかもしれません。

 

ドラマに関しては正直やり過ぎな側面もありましたが(笑)

それでも多くの人がこのドラマに注目しているという事実はおもしろいですよね。

それは時代が明らかに変わってきている象徴であると言えるのではないでしょうか?

 

 

「わたし、定時で帰ります。」から見える次の価値観

現代は

物質的な欲求から

内面への欲求へ

と移り変わっています。

 

物を持たない生き方という言葉も当たり前になりました。

多くの物が「所有する」から「共有する」に変わってきています。

 

正直僕は

「わたし、定時で帰ります。」

というドラマを観ても観なくてもどっちでもいいとは思います。

 

重要なことは本当にみんなが自分らしく生きる時代なんだということです。

というより、古いパラダイムのままではどんどん生きづらくなることを感じますよね?

 

最近では多くの人が発言していることですし、

お茶の間でこういった番組をやるぐらいですから

ここ数年でまた時代は大きく変わるのは間違いないようです。

 

自分が古い価値観のまま生きていると感じているのなら、

やはり乗り遅れないようにした方がいいと僕は思います。

1年ぐらいあれば結構人生を変えることはできますからね。

 

多くの人が自分には関係ないと思いがちですが、

この番組が気になっている時点でもう今の時代の価値観に気付いていると言えると思います。

 

P.S.

久しぶりにドラマを観ましたが、

目的があった上で客観的に見ると意外と面白いですね。

ただやはりテレビは洗脳要素が強いですし、

嘘も多いので僕はあまりおすすめしません。

 

「テレビ依存症」テレビによる洗脳は思考を支配される

 

今回の「わたし、定時で帰ります。」は

見方によっては壮大なテーマだなと思いました。

 

定時で帰るか帰らないかが重要なことではないと思うんですよね。

よく聞く「土日のために働いている」が

「18時以降のために働いている」になっただけでは

昔と根本的には一緒になってしまいます。

 

ドラマを観て危険だと思ったことは

「わたし、楽をしたいです」

になっていないかということ・・・

 

「楽をしたい気持ちが効率を良くすることに繋がる」

とはこの場合は違いますからね。

 

これももう古いのかもしれませんが(笑)

 

僕的には人生目線で考えると・・・

 

みんなと違うことをするから人生突き抜けられると思うので、

定時で帰ってダラダラしている場合ではないですね。

 

定時で帰って死ぬ気で副業がんばって脱サラ!

みたいな流れの方が面白いと思うのですが、

まだそこまではお茶の間には早いのかもしれません。

 

新人で辞めてYouTuberになっていた青年がいましたが、

なんとなく馬鹿にしていてリアリティがなかったのが残念でした。

全然それもアリだと思います。

 

よく言われる

「何も目的がないと人生は長いが、

何かを成し遂げるには人生はあまりにも短い」

という言葉を最近感じています。

 

ドラマをきっかけと言っては言いすぎかもしれませんが

一回きりの自分の人生です。

自分の人生や生き方に迷っている方の希望に繋がる

そんなドラマになれば素晴らしいと思いました。