これからは人生設計がはっきりした生き方ができる時代ではありません。

価値観や考え方はどんどん変わりますし、周りの環境や自分次第でも変わるでしょう。

 

それにも関わらず多くの人は今の生活や環境が老後まで続くと想定して人生設計を組みます。

人生設計は目安程度にして自分に自己投資をしながら自身が成長していくことが重要ではないでしょうか。

 

僕たちは普通に生きているだけにもかかわらず家族や友人、大切な人が亡くなってしまったり、病気や事故にあってしまうことがあります。

自分の思い描いていたことが実現できなかったり、予想と違うこともあります。

 

 

想定外のことが起きることはむしろ当たり前なのではないでしょうか。

 

 

●人生設計は目安程度でいい理由


 

僕が家を買う時に仲の良い不動産の知り合いの方に言われたことをよく覚えています。

「ファイナンシャルプランナーなどに人生設計を頼むことは悪いとは言いいませんが目安程度でいいと思いますよ」

という話しです。

 

毎月いくらの収入があっていくらの出費がある
毎月いくら貯めていけば将来これだけこれだけ貯金がある
将来このぐらい収入が増えてどれぐらいのお金がかかる
だからこのように人生を計画しましょう

 

その計画をもとに綿密に人生設計をしてくるわけですが、これはあくまで理想論ですし今の状態が生涯続けばの話しです。

 

仮に今月の給料が3千円残ったとしても、週末にたまには美味しい物でも食べようと外食してしまえばすぐ無くなってしまうのが普通の人ではないでしょうか。

また、そこまで切り詰めて考えてしまうとなんだか人生があまりにも窮屈になってしまいませんか?

 

無駄な出費などで使いすぎてしまうのは良くないですが、あまり気にしすぎも良くないと思います。

こんな話しを家を買う時についでにしてくれました。

 

もちろん将来の人生設計を立ててそれに従って生きていく方法もありだと思います。

でもそれができるのは実は一部の人なのではないでしょうか。

 

僕のように一度社会からはみ出してしまった学歴もスキルもコネもない30代の大人がファイナンシャルプランナーの人生設計通りに生きたら、本当にただただ節約して貯金するだけの人生になってしまうでしょう。

そのぐらい既に今の日本の多くの会社から受けられる待遇の水準は下がっています。

 

政府は日本の豊かな未来のために政策を実施しているそうですが、日本の国の借金は世界一です。

ちなみに子どもの少なさ、精神科の病棟数、若者の自殺率も世界一です。

国は日本人の平均寿命が伸びているので将来僕たちを75歳まで働かせようとしているそうです。

 

いかに普通の常識で生きて、人生設計通りに生きることが厳しい状況なのか、上記の情報だけでも十分おわかり頂けるのではないでしょうか。

普通に生きること自体が無理ゲーという言葉を聞いたことがありますが本当にその通りだなと思います。

 

 

●自分に自己投資して成長し続ける生き方


 

結果論になってしまいますが、僕は子どもの頃に思い描いてた人生設計通りの結果が出せず、社会人として大人になってからも散々なこととなってしまいました。

今でもですが、もともと長期的な目標を立てることが苦手だったこともあるかもしれません。

 

ただそれまでの経験は決して無駄ではなく、僕が成長していく上で必要な変化であったと今では思います。

子どもの頃思い描いていた人生設計は、親や世間の常識の受け売りで考えた人生設計ですので、僕は今のような生き方を選択できるようになったことはある意味では幸運だったのかもしれません。

 

それでもあまり自分の人生について深く考えてこなかったり、なんでも先延ばしにしようと努力をしてこなかった結果がこれまでの苦労に繋がっているのだと思います。

 

10代の頃10年間何もしてこなかった僕は20代の10年間を非常に苦しむことになりました。

この経験もあってか30代の僕はこれからの10年間自己投資をし続けて自身の成長になることに努力を重ねるでしょう。

 

人生設計はあくまで現在の自分を基準に目安で考えている程度です。

何故なら自己投資を続けて僕自身が成長していけば僕の価値観や考え方も間違いなく変化していくからです。

 

今の人生設計は今の僕の生活水準や価値観で考えたものでしかありません。

10年後では社会もまた大きく動いているでしょう。

 

30代の10年間を自己成長し続けていればたぶん40代の10年間は今よりも楽しい未来が待っていることが予測できます。

逆に一般的な会社員としての生き方を選ぶと30代は少し落ち着いてくる頃かもしれません。

 

そのまま世間の常識に流されて思考が停止してしまえば40代からの人生で苦労することになる可能性は非常に高いのではないでしょうか。

実際に僕の以前努めていた会社の後輩から聞いた話しが興味深かったので覚えています。

 

後輩のお父さんは既に50歳を過ぎているそうですが、毎日家に帰ってくると仕事を辞めたい辞めたいと毎日ボヤいているそうです。

ちなみに後輩のお父さんは高校を卒業後にずっと同じ会社で働いてきたそうです。

 

つまり40年近くも同じ会社で働いてきたにも関わらず50代になって仕事を辞めてしまいたくなっているのです。

そこで何が起きているかまではわかりませんが、少なくともなんとなく日々仕事をこなし時代の流れを読んでこなかったり、自己投資を怠ってきたために起こっていることは予想がつきますよね。

 

もし、会社員としての給料以外にも生活できるだけの収入面が他にあれば会社を辞めることもできるはずです。

何かスキルを磨いておけばもっと早い時期に転職できたかもしれません。

戦後はそれでよかったのかもしれませんが、既に50代の方でも現代の社会を生きる厳しさを感じているのです。

 

50代で一つの会社に勤めあげた人なら、少なくとも今の20代、30代よりも給料などの待遇面はずっといいでしょうし、仕事もほとんどのことがわかっているはずです。

人間関係もある程度は把握しているでしょう。

 

そんな一つに会社で真面目に働くことを美徳される日本の鏡のような人でさえ、50歳にもなって人生に悩んでいるのです。

あなたが人生設計を重要と考えていることは大切なことだと思いますし、それ通りに生きていけるのならすばらしいことかもしれません。

 

ただ、人生には思いがけないことや予想もしなかったことは間違いなく起こるでしょう。

それは良いことも悪いことも含めてです。

僕は何があっても人生で死ぬときに後悔はしたくないと思っているので今の自分に自己投資することを第一の生き方としてしています。

 

あなたがこれを読んで自分の人生設計をどう考えるかは自由ですし、細かく一度見てもらうことで一つの目安として知っておくことは有効かもしれません。

ただこれまでのように人生モデルがはっきりした生き方ができる時代ではないことを知っておく必要があるのではないでしょうか。

 

そのことを知っているだけで次の時代にどう生きていくことが自分の人生において重要なのか考えるきっかけになるかもしれません。

それはある意味で綿密な人生設計よりも重要になってくるかもしれません。