日本では鬱病に対して甘いなどと厳しい見方をする人が多いですが、世界的に見ても鬱病で苦しむ人は増え続けています。

 

データで見るとわかりますが日本でのブラック企業の割合と鬱病の人口との相関関係は明らかです。

 

WHOは鬱病に対して早急に対策をとらなければならないとされていますが、今の日本はどうでしょうか?

 

国や会社などに期待せず、雇われるという働き方そのものを変える時期なのかもしれません。

 

 

●ブラック企業の割合とうつ病の人口をデータから考える


 

日本では鬱病の人が当たり前にいる時代になり、会社ではストレスチェックシートや心のケアとして外部からカウンセラーを呼ぶような機会が増えました。

 

そんな中で僕が実際に企業で働いて感じたことは、どれもこれもなんの役にも立たない上辺だけの話しや内容であったということです。

 

ストレスを減らしましょうとか
生活改善しましょうとか
症状が出たら早めに病院に行きましょうとか
仕事では無理は辞めましょうとか

 

そんな誰でもわかっている当たり前なことを資料として渡されたりやその道の専門家が話しにきたりします。

 

上記のようなことができない状況だから鬱になる人が増えたり、会社を辞める人が後をたたないことを会社側も国もわかっていません。

 

あるいはわかっていても利益のために人を大事に扱わないということは今の厳しい時代では普通だと考えているのかもしれませんね。

 

正直そんなことに経費を使って1時間仕事を止められるなら、一人100円でももらって1時間早く帰った方がマシだと思うような内容ばかりでした。

 

それでちゃんと対策はとってますよとドヤ顔をされてもこちらもため息をつきたくなってしまいます。

 

僕たちはもう雇われるという働き方そのものを変える時期に来たのではないでしょうか?

 

国や会社に期待しても何も変わらないことはあなたも感じていると思います。

 

以下は世界的に鬱病で苦しんでいる人が増えていることがわかるデータです。

世界保健機関(WHO)は世界で鬱病の人が推計で3億2200万人(2015年)、全人口の4%に達したと専門家が発表しています。(2005年から18%増加)

地域ではインド、中国を抱えるアジア太平洋地域で全体の約48%占めているそうです。

その中で日本は鬱病の人が506万人いるそうですが、これはうつ病と診断された人以外も含んでいてうつ病など気分障害で医療機関を受診している人は約112万人(2014年)いるとのこと。

2015年の世界の全自殺者は推計78万8千人で、死者全体の約1.5%を占め、特に15~29歳の若年層の死因で2番目となっているとの結果が出ています。

自殺の主要因は鬱病とされています。

(日本経済新聞「うつ病患者、10年で18%増 早急な対策必要とWHO」より引用:https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG25H48_V20C17A2000000/)

 

 

インド人は22歳~25歳の65%が高いストレスレベルになり、64%が睡眠時間を奪われ、鬱病の症状があるそうです。

(TABILOBO「インドの若者のストレスを和らげる「自動販売機」の仕組み。」より引用:http://tabi-labo.com/284760/whatIf )

 

これらは経済成長に伴って様々なひずみが生まれていることがわかります。

 

貧困ではない人々が増えたことはいいことですが、反面新たな問題が露呈しているということです。

 

インドで鬱の症状が出ると当たり前に病院に行く人が多いそうですが、日本ではなぜか鬱病に対する目は厳しく鬱は甘いという見方が強いですよね。

 

世界的に鬱病の患者は増え続けていることを見てもわかる通り、決して日本で鬱病になってしまった人がおかしいことではないことがわかると思います。

 

以下はマイナビニュースから見るブラック企業のデータになります

日本ではブラック企業は10社に1社あるとされています。

【ブラック企業の基準】
・残業代ゼロ 残業時間が月に100時間以上
・入社時に軍隊のような研修がある
・体調不良・冠婚葬祭でも休むことができない
・基本給に残業代含む
・1ヶ月の泊り込み研修がある企業
・年間休日90日以下

これよりも少し緩いプチブラック企業になるともはや3社に1社になると言われています。

【プチブラック企業の基準】
・年間休日105日
・残業代は付く(残業は月に30~60時間)
・基本給が安い
・激務により人間関係がよくない

20~30代の男性が自分の働く会社について「ブラック企業だと思う」と答えた人は3割以上いるようです。

ちなみに全体では24.6%がブラック企業だと思うと回答しています。

(マイナビニュース「勤め先はブラック企業? – 2~30代男性の3割超が「ブラックだと思う」」より引用:
https://news.mynavi.jp/article/20161102-a192/)

 

全てを含むわけではないようですが、こういった内容がブラック企業の基準のようですね。

僕もこういったブラック企業で働いたことがありますが、心も体もおかしくなります。

 

ハローワークや転職サイトでも平気でこのような求人が出ていたり、エージェントやハローワークの窓口の人も勧めてきます。

 

ろくに中身を知らない、あるいは調べていないことが当たり前にあるので注意する必要があります。

 

これも僕の経験ですが、あくまで上記のデータは客観的な内容なので実際はもっとひどいです。

 

仮に毎日3時間の残業代が付いても実際は4時間会社に残っていたり、無理なノルマやパワハラ、いじめもやはり存在しています。

 

プチブラック企業は残業代が付くとされていますが、基本給が低く設定されていることを考えるとブラック企業と大して変わりませんでした。

 

ただブラック企業でも暇な部署がある場合があります。

 

あとはその会社の中で力のある人が部署の長だったりするとその部署だけは守られていることはあります。

 

人間関係や部署については運もかなりあるのであまり期待しない方が無難でしょう。

 

実際に昨日まで笑って働いていた人が部署異動して1ヶ月で辞めた人などを何人も見たことがあります。

 

結局どちらも働きやすい環境とは程遠いのではないでしょうか。

 

ブラック企業で働いていて思ったことの一つに40代や50代の人でもしょっちゅう入ってきては辞めていくところを見たことです。

 

よく10代、20代の若者に決して「ゆとり世代」と言って問題視する発言がありますが、決して今の若者だけが日本の社会での生き方に迷っているわけではないことが実体験として感じました。

 

 

●働きすぎな日本人は働き方を変える必要がある


 

日本人はとにかく働きすぎです。

やっかいなことはそれが当たり前だという風潮です。

 

上がらない給料
もらえない可能性が高い年金や退職金
いい時代に仕事をしていて今は管理職としてあぐらをかく上司
激務で余裕のない人間関係
1日の半分以上を過ごす労働時間

 

一体僕たちは何に希望を持って働いていくことができるのでしょうか?

 

鬱病の人口とブラック企業の割合を考えると誰の目にもおかしな数字でないことが明らかですよね。

 

そんな中でそれを当然として40年以上も続けなければならないそうです。

 

現在は60歳で定年後に再雇用で65歳まで働いたり、定年後にアルバイトをして生計を立てる人は多いと思います。

 

政府は今後、日本人の平均寿命が伸びているので75歳まで働くようにしようとしているそうです。

 

僕の父親は70歳、母親は65歳でまだ働いていますが、あと5年も10年も朝から晩まで働いて欲しいとは思いませんし、どちらかというともうゆっくり家で過ごして欲しいぐらいです。

 

それでも年金が少ないのでがんばって働いています。

 

そんな中で日本の終身雇用は崩壊していることを知りながらみんなと同じ生き方を選択するだけでは将来が不安になるのは当たり前ですよね。

 

日本の企業はブラック企業ばかりで新卒で就活に苦しんでいる人
一度就職したが失敗してしまった人
今働いている会社がブラック企業で苦しんでいる人
ブラック企業で働いてうつ病になってしまった人

 

多くの人が悩んでいる労働に対する考え方を変える必要があるのではないでしょうか。

 

これだけブラック企業が存在していて鬱病の人が増え続けていることを考えると将来ロボットに仕事をしてもらうように世界的な動きが活発なことは当然だと思います。

 

僕たちが辛くて鬱病になってしまうような仕事をロボットが自動で行ってくれるなんて非常にありがたいことですよね。

 

いつの時代も人は快適さを求めて技術を進歩してきた部分が多大にあると思います。

 

既に僕たちは自由な働き方を選択できる時代に生きています。

 

もう将来ロボットが仕事をしてくれるような仕事に悩むのは辞めにしませんか?

 

ブラック企業で働かない人が増えればそれだけブラック企業も困るわけです。

 

データからもわかる通りこれは僕の主観や経験だけでものを語っているわけではありません。

 

あなたがこれまで悩んできたことは決しておかしなことではなかったのです。

 

それを常識がどうだとか、昔はこうだっただのと無理矢理価値観を押しつけられてきただけに過ぎません。

 

僕はそんな古い価値観の中で苦しむよりも次の時代の価値観で働く生き方をする時期なのだと思っています。